必ずお読みください 使用上のご注意

使用上の注意事項

■PLCアダプタ PN-1100HD

  1. PLCアダプタは、既存の電力線(屋内電気配線)を利用してデータ通信を行います。電気ノイズや電力線の長さ、ブレーカの仕様の影響を受け、通信速度の低下、または、通信できない場合があります。また、近傍に強い電波を発する無線設備がある場合は、通信速度の低下、または、通信できない場合があります。
    • (1)
      電化製品には電気ノイズが発生するものがあり、電気ノイズが発生すると、PLCアダプタの性能、通信速度に影響を与えることがあります。電気ノイズが発生しやすい電化製品は、例えば以下のようなものです。
      • 充電器(携帯電話の充電器を含む)/ヘアードライヤ/掃除機/電気ドリル/調光機能付き照明器具やタッチランプ等
    • (2)
      PLCアダプタの電源プラグは壁のコンセントに直接差し込むことをおすすめします。
      やむをえず、PLCアダプタをOA タップ(テーブルタップ)に接続する場合、OAタップ(テーブルタップ)は、壁の電源コンセントに直接接続してください。また、OAタップ(テーブルタップ)の電源コードはできるだけ短いものをお使いください。
    • (3)
      ノイズフィルタ内蔵または、雷サージ対応のOAタップ(テーブルタップ)にPLCアダプタを接続しないでください。PLCアダプタの性能に影響し、ご利用になれない場合があります。
    • (4)
      PLCアダプタのターミナルアダプタを接続する電源コンセントと、マスターアダプタを接続する電源コンセントが非常に離れたところにある場合、双方のデータ通信ができないことがあります。
    • (5)
      PLCアダプタの性能に影響がでる恐れがあるので、PLCアダプタをバックアップ電源装置(無停電電源装置(UPS)など)に接続しないでください。
    • (1)
      マスターアダプタとターミナルアダプタは、同じ分電盤からきている電源コンセントに接続してください。
    • (2)
      一般家庭の単相三線式100V配線には、L1相、L2相という2種類があります。L1相とL2相間の異相間通信の場合は、同相間の通信に比べて信号が多少減衰するため、高速電力線通信に影響を与えやすい電化製品の影響と重なって、通信できない場合もあります。(家庭内の分電盤には上下2段にブレーカーが並んだものや横1段のものがあります。上下2段のもののほとんどは上段がL1相、下段がL2相になっています。)

  2. 本商品のQoS機能は「ひかり電話」(電話サービス)や「ひかりTV」に対応し、これらサービスのデータを優先して疎通させますが、PLCアダプタ間の通信速度が低い場合は、音声や映像の途切れが起きたりサービスを利用できない場合があります。本商品のQoS機能が対応するサービスは、「ひかり電話」と「ひかりTV」のみです。その他の音声サービス(「050IP電話」)や映像サービス(「U-NEXT」・「アクトビラ」・インターネット上の「YouTube」等)に対するQoS機能は非対応です。(平成22年1月現在)
  3. データは、AES128bit暗号化方式で保護されています。ただし、第三者による傍受に対して、セキュリティを保障するものではありません。また、インターネット利用のためのファイヤーウォール機能はありません。
  4. ひかり電話をご利用の場合は、回線終端装置(ONU)(回線終端装置)とひかり電話ルータの間には設置しないでください。

  5. 一つの電力線内で、PLCアダプタを2系統につなげてのご利用にはなれません。

    • ルータのNW側、LAN側の両側にPLCアダプタ接続することはできません。(PLCアダプタは同一の電力線を共有するシステムであり、2系統のPLCアダプタを接続するとパフォーマンスが著しく低下するため、利用できません。)
  6. 前機種「PLCアダプタ PN-100HD」と、相互接続が可能です。ただし、「PLCアダプタ PN-100HD」と「PLCアダプタ PN-1100HD」を混在利用する場合、「PLCアダプタ PN-1100HD」のマスタアダプタとターミナルアダプタ間であっても、QoS機能は働きません。

    【「PLCアダプタ PN-1100HD」と「PLCアダプタ PN-100HD」の相互接続について】

  7. 電波法によりPLCアダプタの使用は屋内に限定されています。
  8. 別規格のPLCアダプタがある場合は、速度が低下する、または通信できないことがあります。
  9. PLCアダプタは以下の電化製品の電気ノイズ源となる場合があります。短波ラジオ/調光機能付き照明器具やタッチランプ/ご購入いただいたPLCアダプタに登録されていないPLC装置/無線を利用した遠隔操縦機器/ワイヤレスマウス等
  10. PLCアダプタは医療機器の近くでの設置や使用をしないでください。本商品からの高周波信号が医療機器に影響を及ぼし、誤動作する可能性があります。
  11. PLCアダプタは、アマチュア無線、短波放送、航空無線、海上無線、電波を使用した天文観測などと同じ周波数を使用した高周波利用設備であり、これらの無線設備の近傍で使用した場合、これらの業務の妨害となる可能性があります。もし、継続的かつ重大な妨害の原因が本商品であると確認された場合は、電波法に基づき妨害を除去する必要な措置(すべてのアダプタの電源プラグを電源コンセントから抜くなど)をとることを総務大臣から命じられることがあります。
  12. 対応Webブラウザについて
    OS Webブラウザ
    Microsoft Windows(R) 7 Internet Explorer(R) 8.0(日本語版)以降
    Microsoft Windows Vista(R) Internet Explorer(R) 7.0(日本語版)以降
    Microsoft Windows(R) XP、Microsoft Windows(R) 2000 Internet Explorer(R) 6.0(日本語版)以降
    Mac OS X OS X Safari 2.0.1 以降

【工事・保守に関するご注意】

  1. NTT東日本では、電力線工事は実施いたしません。また、保守につきましては、PLCアダプタの機器故障のみを対象とし、電力線および他の電化製品等の利用環境に起因するものは対象外といたします。
  2. 原則として返品できません。

■PLCノイズフィルタ PN-NF10

  1. PN-NF10とPLCアダプタを同じコンセントに並べて差すには、コンセント中心間距離が34mm以上必要です。
    (壁のコンセントの形状により、本商品とPLCアダプタを並べて差し込めない場合があります)
  2. 本商品は直接壁のコンセントに接続してください。
  3. 本商品は、PLCアダプタに直接接続するものではありません。

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留意事項
PLCアダプタを利用した接続について

FLET'S 光NEXT、B FLET'Sでの利用例

  1. PLCアダプタを使ってインターネットを利用する場合
    接続例 備考
    • (1)
      ひかり電話ルータ又はブロードバンドルータ~PC間の場合
    ひかり電話ルータ又はブロードバンドルータ~PC間の場合
    ひかり電話ルータ又はブロードバンドルータとPC間をPLCで接続します。
    • (2)
      ひかり電話ルータ~ブロードバンドルータ~PC間の場合
    ひかり電話ルータ~ブロードバンドルータ~PC間の場合
    ひかり電話ルータ~ブロードバンドルータ間をPLCで接続します。
    • (3)
      回線終端装置(ONU)~PC間の場合
    ONU~PC間の場合
    回線終端装置(ONU)とPC間をPLCで接続します。(ただし、PLCアダプタにはルータ機能はありません。)
    • 回線終端装置(ONU)とひかり電話ルータの間にはPLCアダプタは接続できません。
  2. PLCアダプタを使ってひかり電話サービスを利用する場合
    接続例 備考
    ひかり電話ルータ~ひかり電話対応機器の場合ひかり電話ルータ~ひかり電話対応機器の場合 ひかり電話ルータ~ひかり電話対応機器間をPLCで接続します。 (QoSに対応しておりますが、ご利用環境によっては、音声の遅れが発生する場合があります。)
    • 利用環境によっては、音声の遅れや途切れが発生する場合があります。その場合、通信速度が安定するコンセントへ差換えて利用してください。
      回線終端装置(ONU)とひかり電話ルータの区間にはPLCアダプタは接続できません。
      緊急時等の発信に備え、PLCアダプタに接続しない電話機の併設を推奨します。
  3. PLCアダプタを使って050IP電話サービスを利用する場合
    接続例 備考
    • (1)
      ひかり電話ルータ~050IP電話対応ルータ間の場合
    ひかり電話ルータ~050IP電話対応ルータ間の場合
    050IP電話サービスを利用する機器を接続した場合は、環境によっては、音声の遅れや途切れが発生する場合があります。
    • (2)
      050IP電話対応ルータ~050IP電話対応機器間の場合
    050IP電話対応ルータ~050IP電話対応機器間の場合
    • 利用環境によっては、音声の遅れや途切れが発生する場合があります。その場合、通信速度が安定するコンセントへ差換えて利用してください。
    • 050IP電話サービスを利用する場合は、優先制御(QoS対応)の対象となりません。
    • (1)と(2)の併用はできません。(2)系統のPLCアダプタを接続するとパフォーマンスが著しく低下するため)
  4. PLCアダプタを使って映像サービスを利用する場合
    接続例 備考
    • (1)
      ひかり電話ルータ~映像受信端末(STB)間の場合
    ひかり電話ルータ~映像受信端末(STB)間の場合
    映像サービスを利用する機器を接続した場合は、環境によっては品質が劣化したり利用できない場合がある。また、PLCアダプタを用いてPC等を設置した場合、映像サービスに対して充分な帯域が確保できず、利用できない場合が有る。
    • 「ひかりTV」に対応し、データを優先して疎通させるQoS機能を有します。
    • (2)
      ひかり電話ルータ~ブロードバンドルータ間の場合
    050IP電話対応ルータ~050IP電話対応機器間の場合
    • 利用環境によっては、映像品質が劣化したり利用できない場合があります。その場合、通信速度が安定するコンセントへ差換えて利用してください。また、PLCは帯域を共有していることから、PLCアダプタを用いてPC等を増設した場合、映像サービスに対して十分な帯域が確保できないことから、利用できない場合があります。

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FLET'S ADSLでの利用例

  1. PLCアダプタを使ってインターネットを利用する場合
    接続例 備考
    • (1)
      ADSLモデム~PC間の場合
    ADSLモデム~PC間の場合
    ADSLモデム~PC間をPLCアダプタで接続。
    • (2)
      ブロードバンドルータ~PC間の場合
    ブロードバンドルータ~PC間の場合
    ブロードバンドルータ~PC間をPLCアダプタで接続。
    • (3)
      ADSLモデム~ブロードバンドルータ間の場合
    ADSLモデム~ブロードバンドルータ間の場合
    ADSLモデム~ブロードバンドルータ間をPLCアダプタで接続。
    • (4)
      050IP電話対応VoIPアダプタ~PC間の場合
    050IP電話対応VoIPアダプタ~PC間の場合
    050IP電話対応VoIPアダプタ~PC間をPLCアダプタで接続。
    • 利用環境によっては、音声の遅れや途切れが発生する場合があります。その場合、通信速度が安定するコンセントへ差換えて利用してください。
    • (2)と(3)の併用はできません。(3)と(4)の併用はできません。(2系統のPLCアダプタを接続するとパフォーマンスが著しく低下するため)