IPMATE 1500RD
販売終了
2002年10月 販売を終了させていただきました。
14. INSネット64を使用して2ヶ所のLANを接続し、新規インターネットプロバイダを共有する
2ヶ所のLANを、INSネット64を用いて接続し、新たにインターネットプロバイダへアクセスします。![]() |
■ 設定のポイント
- 設定用のパソコンを1台決め、WWWブラウザによる設定を行います。
- 本商品のLAN側IPアドレス、サブネットマスクを既存LANに合わせて変更します。相手のLANのネットワークアドレスとは異なる値にします。
- 接続先No1として、インターネットプロバイダから通知された、電話番号、ユーザID、認証パスワード、DNSサーバアドレスを設定します。
- 接続先No2として、相手側の電話番号を設定します。また、相手側と合わせて、ユーザID、認証パスワード、相手ユーザID、相手パスワードを設定します。
- デフォルトルートとしない設定とし、スタティックルート情報として、相手のLANを指定します。
- 既存LANにDHCPサーバがある場合は、本商品のDHCPサーバ機能を「使用しない」設定にします。
■ 動作条件
LAN1を構築
- LAN1側のネットワーク:192.168.1.0/24
- LAN2側のネットワーク:192.168.2.0/24
- ProxyDNSを有効にし、デフォルトDNSサーバは、インターネットプロバイダで提供するDNSサーバを使用する(自動取得に対応)
■ 設定例
●LAN1側の設定
1. | 設定用のパソコンを1台決め、パソコンを本商品に接続します。 WWWブラウザを起動したのち、本商品にログインします。 インターネットプロバイダとLAN2への接続先の設定を行います。 |
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2. | 「Quick設定」メニューより「ISDN/プロバイダ接続(端末型)」画面を選択します。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3. | インターネットプロバイダへの接続先を登録します。「接続先の設定」で「追加」ボタンを押して、次の項目を設定します。
[設定]ボタンを押します。 |
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4. | 「ISDN/プロバイダ接続(端末型)」画面で[設定]ボタンを押します。 |
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次に、「ISDN/LAN間接続」画面で設定を行います。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
5. | LAN2への接続先の設定を行います。接続先を登録します。「接続先の設定」で「追加」ボタンを押して、次の項目を設定します。
[設定]ボタンを押します。 |
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電話番号とLAN情報の設定を行います。 引き続き、「ISDN/LAN間接続」画面で設定を行います。 |
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6. | 電話番号の設定を行います。 「電話番号(本機)」にて次の項目を設定します。
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7. | LAN情報の設定を行います。 「LAN側の設定」にて次の項目を設定します。
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LAN2へのルート情報を設定します。引き続き、「ISDN/LAN間接続」画面で設定を行います。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
8. | 「スタティックルート情報」にて次の項目を設定します。
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DNS問い合わせ先の設定します。引き続き、「ISDN/LAN間接続」画面で設定を行います。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
9. | 「DNS問い合わせ先の選択」にて次の項目を設定します。
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10. | 「ISDN/LAN間接続」画面で[設定]ボタンを押します。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
11. | [SAVE]ボタンを押し、[保存・再起動]ボタンを押します。 再起動されます。 IPMATE1500RDの液晶ディスプレイに「ISDN READY」または「Layer1 Up」が表示され、POWERランプが緑点灯したら、設定完了です。 |
これでLAN1側の設定は完了です。
●LAN2側の設定
インターネットプロバイダとLAN1への接続情報の設定を行います。設定の手順はLAN1側の設定と同様なので、ここでは設定例を示します。
<接続先 インターネットプロバイダの設定>
「Quick設定」メニュー - ISDN/プロバイダ接続(端末型) - 接続先の設定
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<接続先 LAN1の設定>
「Quick設定」メニュー - ISDN/LAN間接続 - 接続先の設定
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<電話番号の設定>
「Quick設定」メニュー - ISDN/LAN間接続 - 電話番号(本機)
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<LAN情報の設定 >
「Quick設定」メニュー - ISDN/LAN間接続 - LAN側の設定
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<ルート情報の設定>
「Quick設定」メニュー - ISDN/LAN間接続 - スタティックルート情報
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<DNS問い合わせ先の設定>
「Quick設定」メニュー - ISDN/LAN間接続 - DNS問い合わせ先選択
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これでLAN2側の設定は完了です。
●WindowsでのLAN側の端末との資源の共有
LAN1側の端末とLAN2側の端末間での資源の共有をさせるための設定について説明します。
1. | LAN1側LAN2側それぞれの端末に、TCP/IPプロトコルのインストール(「本商品を接続する前の準備<パソコンでの設定>」参照)を行います。 各端末に、TCP/IPプロトコルをインストールします。 複数のプロトコルがインストールされている場合は、「TCP/IP」を標準プロトコルに設定します。 |
2. | IPアドレスとホスト名の対応付けを行います。 端末で、接続先のIPアドレスとホスト名を対応付けます。ここでは、Windowsの場合について説明します。 例)LAN1側端末にLAN2側端末(192.168.2.2)を設定する場合 c:\windows\hostsおよび c:\windows\lmhostsのファイルに次の記述を追加します。 192.168.2.2 lan2 例)LAN2側端末にLAN1側端末(192.168.1.2)を設定する場合 c:\windows\hostsおよび c:\windows\lmhostsのファイルに次の記述を追加します。 192.168.1.2 lan1 |
- 指定するホスト名は、各端末に設定しているコンピュータ名にしてください。
- 設定後、リモート端末からLAN側の端末へ検索する方法は、次のとおりです。
1. | 「スタート」→「検索」→「ほかのコンピュータ」 |
2. | 検索するコンピュータ名を入力 (例) lan1 |
3. | 対象の端末が見つかればクリックして共有リソースにアクセス |