IPMATE 1500RD
販売終了
2002年10月 販売を終了させていただきました。
30. 特定ポート番号宛のデータを受信する
いくつかのアプリケーションでは、サーバから特定のポート番号に向かってデータ送信されるものがあります。通常のルータ接続(アドレス変換機能を使用しない)の場合であれば、問題なく通信できるのですが、アドレス変換機能(NAT)を使用すると、ルータまで届いたデータを端末に転送する段階で、どの端末にデータを転送してよいのか判断できないため、正常に通信できなくなってしまいます。
そこで、NATバインディング機能を使って、特定ポート番号宛てのデータを特定端末に転送するように設定する必要があります。
NATバインディング機能を使用するには、INSネット64を使って、インターネットに端末型ダイヤルアップ接続します。
どのポート番号を使用しているかはアプリケーションによって異なりますので、アプリケーションの開発元に確認してください。
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■ 設定のポイント
- 設定例1を参照して、LANを組みます。
- 本商品のバインディングリストを登録します。対象とするポート番号、受信する端末のIPアドレスを設定します。
■ 動作条件
インターネットプロバイダAに接続
- インターネットプロバイダ指定のDNSサーバ(100.101.102.103と100.101.102.104)を使用します。
- ポート番号「116」「118」「6112」宛のデータを、IPアドレス:192.168.1.2の端末に転送します。
■ 設定例
インターネットプロバイダAへの接続先の設定を行います。
1. | 設定用のパソコンを1台決め、パソコンを本商品に接続します。 WWWブラウザを起動したのち、本商品にログインします。 |
インターネットプロバイダAへの接続先の設定を行います。
2. | 「Quick設定」メニューより「ISDN/プロバイダ接続(端末型)」画面を選択します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3. | 接続先を登録します。「接続先の設定」で「追加」ボタンを押して、次の項目を設定します。
[設定]ボタンを押します。
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バインディングリストの設定を行います。
4. | 「ISDN/プロバイダ接続(端末型)」画面で[設定]ボタンを押します。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
5. | 「ルータ機能」メニューから「回線接続先情報」を選択します。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
6. | 接続先No1の「静的NAT」画面を選択し、次の項目を設定します。
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7. | [SAVE]ボタンを押し、[保存・再起動]ボタンを押します。 再起動されます。 IPMATE1500RDの液晶ディスプレイに「ISDN READY」または「Layer1 Up」が表示され、POWERランプが緑点灯したら、設定完了です。 |